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上級経営士

上級経営士の会    

経営士の命名者は、日本で最初の経営学博士平井泰太郎(1896-1970)です。

経営士の認定資格は、昭和26年(1951)9月27日にアメリカに於けるマネージメント・コン
サルタント(Management Consultant)と同じ趣旨を持つものとして発足しました。
経営士の仕事について、平井博士は「経営に関する顧問・診断あるいは指導を行うことを業と
する者である」(「経営士の誕生」国民経済雑誌、昭和27年1月号)と述べました。

しかし、経営(アドミニストレーション)と管理(マネジメント)は、言葉と概念が相違しま
すので、経営とは、マネジメントであるという表現は、誤解を与えましょう。



経営学者 山本安次郎(1904-1994)は、経営とは何かについて、こう述べています。

 先ず、経営学は「経営の学」である。「経営」を問題としない経営学とは言葉自身における
 矛盾であろう。」(『増補 経営学要論』ミネルヴァ書房、昭和45年、20頁)。
  
 経営学という言葉はきわめて曖昧であった。それはただ「経営の学」を意味し、「経営」の
 どのような「学」であろうとすべてこれを経営学とみなしたのである。(中略)
 経営学が文字通り「経営の学」であるとすれば「経営」がその基礎であることは明らかであ
 る。しかし、その「経営」とは何であるか。諸学説がこれを避けて通り、或いは通り過ぎて
 しまったと考えられる「経営」とは何か。そもそも「経営」は如何に考えられるべきか。
 (中略)
 思うに、「経営」を問題としない者はドイツ語のベトリーブか英語のマネジメントという言葉
 にとらわれる者である。」(『経営学の基礎理論』ミネルヴァ書房、昭和42年、27-29頁)。

                                     
経営コンサルタントの対象は「経営」です。
マネジメントコンサルタントの対象は「マネジメント」です。

経営コンサルタントは職業上、あらかじめ「経営」の意味を明らかにしておかなければなりません。
しかし一般的には、平井博士のように、経営と管理を同一視した、マネジメント経営学です。

マネジメント経営学は、実証科学を基礎としたエビデンス(証拠)重視の経営思想です。
目的と手段の関係からいえば、手段の学です。
手段は自己目的化する傾向があり、随伴的結果が社会問題になっています。

社会問題は、不正、偽装、粉飾、モラル・ハラスメント(パワハラ、セクハラ、〇○ハラ)から
貧富の格差、戦争・テロ、自然環境の破壊、等々に至るまで、モラルの荒廃は、先進国・後進国、
資本主義・共産主義、他、あらゆる主義に関係なく、現在もつづいている問題です。
加えて、先進社会では、人工知能(AI)をはじめ、技術的側面は進歩しているが、道徳的側面
は退化(堕落)しているという、技術的進歩と道徳的進歩の相克が生じています。

作家山崎豊子は、著書『沈まぬ太陽』あとがきで「曾(かって)小説『不毛地帯』で、経済の繁栄
と共に良心を失いつつある日本の精神的不毛をテーマにしたが、それから20年経(た)った今、
何ら変っていないことに不気味な怖(おそろ)しさを覚える。」と述べています。

良心の自由は、今日では憲法で保障(日本国憲法第19条)されています。しかし、良心の指導の下
に活動するのは難しいことです。
たとえば、社会正義を実現することを使命とする弁護士が、成年後見人として管理する高齢者の
預金を使い込み事務所費やキャバクラでの豪遊に浪費したとして逮捕されました。これは氷山の
一角でしょう。人権ビジネスという言葉も側聞します。法律職の資格はあっても、モラルは貧困
です。

憲法で保障されていることと、保障が実現されることは、次元が異なります。
それは、人間の努力によって保障が、実現されたり、されなかったり、するからです。
どういう生き方をするか、何を心のよりどころに経営するかが大切になります。

作家山崎豊子は、暖簾(のれん)を、心のよりどころに、道徳(モラル)をきびしく守る商人を
描きました『暖簾』(新潮文庫)。

弁護士では、戦前の布施辰治(1880-1953年)、戦中・戦後の、正木ひろし(1896-1975)、
後藤昌次郎(1924-2011)などは「社会正義」を、心のよりどころにしていたといえましょう。

経営コンサルタントでは、わが国に科学的管理(マネジメント)が導入される前に遡ります。
石田梅岩(1685-1744年)、二宮金次郎(1786-1856年)、大原幽学(1797-1858年)などは
「経世済民」を、心のよりどころにしていたといえましょう。

経営士は、マネジメント経営学を研究し実践しています。

上級経営士の会は、マネジメント経営学を体得したうえで、道徳哲学(モラル・フィロソフィ)
を基礎にした経営コンサルタントの会をめざします。


会の趣旨
上級経営士の会は、経営コンサルタルトの職業に従事するもので 
上級と称するに相応しい、円熟した経営コンサルタントの会です。

目 的
経営コンサルタント経営学を研究する在野研究者の定期的な情報交換。

入会の要件
上級経営士の会への申し込み要件は、次のとおりです。 
1.独立経営コンサルタントであることです。
 (独立とは、サラリーマン・コンサルタントや会社員でないことです。)
2.独立経営コンサルタントとして30年ほどの経験があることです。
 (経験年数は、宮本武蔵の『五輪書、水の巻』「千日の稽古を鍛とし、
  万日の稽古を錬とす。」から万日を参考にしました。)
3.独立経営コンサルタントとしての実績があり、現役であることです。
 (実績は、一覧表にして提出していただきます。また、個人情報は遵守
  いたします。) 
4.学会誌に掲載された論文の実績があることです。
 (たとえば、論文3本、編著2冊、単著1冊、程度を提出していただき
  ます。)
申込み時の注意
・本会は、異業種交流会ではありませんので、弁護士、税理士、社会保険
 労務士などの国家資格者及びカウンセラー、コーチング、ファシリテー
 ター、インストラクター等の申し込みは、ご遠慮いただいております。

・大学・商工会議所などでの講義・セミナー講演、企業研修等の実績は、
 経営コンサルタントの実績としては評価されません。

・海外の大学いわゆるディプロミル機関で取得した博士の学位やハウ・ツ
 ー書も実績としては評価されません。

・健康のため自己管理のできない喫煙者の申し込みも、ご遠慮いただいて
 おります。
                      
会員の称号

上級経営士の会
上級経営士 ©2008 Fujiki Kiyotsugu

 
連絡先
会長 藤木 清次まで(mailにて)ご連絡ください。
               

                                                     ありがとうございました

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  経営コンサルタント
藤木 清次
 

E-mail:keieif@gaea.ocn.ne.jp